方向性を見定めてキャリアアップ

看護師に憧れ、無事に就職できたが経験を積むにつれ、これから何を目指せば良いのかと考えるようになったという人も多いだろう。看護師として何を目指していけば良いか、どんな資格を取得すれば良いのだろうかと悩んでいる人は多いのだ。

看護師のキャリアアップの方向性は多様にあるとされている。特定分野の専門家になることもできるし、多職種へ変わることもできる。看護師のキャリアアップを考えるのであれば、新人看護師のうちから目標を明確にすることが大切なのである。

看護師のキャリアアップの方向性は5つあるとされている。1つ目は専門性を極めたスペシャリスト、2つ目は看護師スキルを極め、チームを牽引するジェネラリスト、3つ目は現場を統制する管理者、4つ目は看護スキル向上に携わる教育者や研究者、そして5つ目は看護師の経験を活かすことができる一般企業への就職だ。

どの方向へ進むにしても、それなりの努力が必要である。スペシャリストになるなら資格取得が必須となるので講習を受けたり、臨床経験も積まなければならない。特に資格が必要ないキャリアもあるが、看護スキルは高い方が良いので現場で経験を積み、他の誰よりも努力しなければならないのだ。

また、目指すものによっては大学院卒業が要件となっているものもある。大学院に通い、修了しなければならないとなるとかなり狭き門となるため、自分の現在の状況などを考え、可能なものを目指すようにすると良いだろう。